活動内容

動物愛護センターなどに引き取られて保護されている飼い主がいない犬を「保護犬」と呼びます。近年では皆さまからの理解も深まり犬を迎える際に、保護犬を迎えようと考える方が増えています。これはとても嬉しいことです。

しかし、保護犬というのは一度人に捨てられ傷ついた犬たちです。そういった犬たちは人に対する警戒心が強く懐きにくく飼育も難しい面もあり、せっかく迎え入れたのに新しい家族として馴染めずに衝突してしまうこともあります。

私たちは犬の気持ちを第一に考え、動物行動学と心理学に基づき、犬のケアをしながら新しい家族とよい関係を築いていけるようにトレーニングをしています。保護犬は今まで経験してきたことに影響を受けて、苦手なものや得意なこと、犬としての個性がはっきりしています。
人の生活と衝突しやすい行動は犬にとっては不安の意思表示であることが多いため、犬のトレーニングは苦手なことの分析から始め、対処の仕方を教えていきます。そして長所を活かしながら人と寄り添っていけるようにその子に合わせてトレーニングしています。