私たちについて
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ドギーウェル・ハートは
犬の保護団体です
ドギーウェル・ハートでは、動物愛護センターなどから犬を引き取り、たっぷり時間かけて犬をトレーニング。そして新しい家族のもとに届ける活動をしています。動物愛護センターには家族のいない犬たちが多く保護されており、その中でも噛み癖や吠え癖などのある犬は、やはりもらい手がつきにくいという現実があります。そしてそれはすなわち、殺処分が近いことを意味します。
犬の問題行動というのは、犬と人がともに暮らしていく中で人間社会と衝突してしまう特性のことで、その要因は犬と人がうまく信頼関係を築けなかったために出てきた特性であることがほとんどです。しかしそういった問題行動は、動物行動学・心理学に基づき訓練をすることで許容可能なものへと変化を促します。
例えるなら、寂しがりな性格のせいで留守番が難しい犬は、日中仕事で家が無人になるような家庭ではうまく寄り添えずによく吠えたり、家具を壊すなどのいたずらをしてしまい、結果として問題行動として衝突してしまいます。
しかし、常に誰かが家にいる環境の家庭では問題行動を起こすことなく、むしろ甘えん坊でかわいい子として愛されながら暮らしていけます。互いの理解を深めることでどんな犬でも人とよりよい関係を築いていけるのです。
わたしたちドギーウェル・ハートでは、このような「犬の性格」の分析とその結果に基づいたトレーニングを行い、犬と人をつなげる活動を専門としているドッグトレーナーが、それぞれの犬と向き合いながら、おおよそ半年ほどのトレーニングを経て、里親へ繋いでいます。
私たちは犬の性格ありきで、その子に合う里親探しをしているため、里親を希望している方の希望に添えない場合もありますのでご了承ください。
私たちの施設は新しい動物愛護管理法(2021年6月法改正)に適合した飼育環境であり、兵庫で保護活動をしております。
代表あいさつ
ドギーウェル・ハートは2020年に設立された「ドギーウェル」の保護活動部門です。問題犬や野犬の保護、トレーニングを行い譲渡活動をしています。
私の人生を変えてくれたのは、一頭の紀州犬(名前:ハク)です。ハクの譲渡からしばらくはハクもおとなしく、とても問題を起こすような犬には思えませんでした。しかし、2週間ほどしてとてつもない状況に陥ります。散歩に行こうとリードをつけるため首輪に手をかけようとすると噛む。寝ている時は触れない。ケージを3つ破壊。家具も片っ端から破壊。必死の思いで散歩にいくと、他の犬に襲い掛かる、通行人に飛びつく。困り果て、動物病院でスタッフを噛み出入り禁止。躾に詳しい病院をさがすも、十数件から断りの返事が。ドッグトレーナー数件からも断られ、なすすべなく、このころにはすでに育犬ノイローゼになっていました。訓練所行きも覚悟したころ、行動分析学に出会い、数ヶ月仕事を休み、動物行動学と心理学の勉強に専念しました。そしてハクのトレーニングにこの知識を実践して1年、ハクは全くの別人(別犬?)と思えるほどフレンドリーな犬に生まれ変わりました。
この経験をもとに保護活動にも力を入れ、野犬や猟犬の保護を行いトレーニングしました。その後、保護活動を続けながら、さらに知識を深めるため問題犬専門のトレーナースクールに通い、自分磨きに専念しました。そして私が実感したこと、あるいは確信したことは、
保護活動にトレーニングは不可欠である
ということでした。もちろん、トレーニングの必要のない保護犬もたくさんいます。しかし、現実には、噛む、吠える、他の犬を襲う、全く人慣れしない、などの問題により譲渡に至らない犬が数多く収容されています。残念ながら、トレーニングのノウハウを有する保護団体はわずかしかなく、こうした問題犬たちの多くは救われることがありません。
しかし、考えてみてください。そのような犬にしてしまったのは、他でもない、「人」なのです。ですから、私は人間の責任として、救われることのない問題犬をトレーニングを通して、再び人との共生が可能な状況を実現することを目的にドギーウェル・ハートを立ち上げました。
ドギーウェル・ハートでは問題犬であるか否かにかかわらず、一頭一頭を丁寧に観察し、必要なトレーニングを施し、里親様に繋げる活動をしています。トレーニングなき保護活動では、救える命も救えません。私はドッグトレーニングを通じ、犬と人との共生を目指し、強いては社会の利益に貢献できる活動を日々模索し、実践しています。
今後とも、ドギーウェル・ハートの活動を温かく見守っていただけますようお願い申し上げます。
ドギーウェル・ハート
代表 村井 浩朗
プロフィール
神戸市生まれ。
大阪大学大学院 修了
1年半の会社員経験を経て独立し、e-ラーニングのスタート企業となる有限会社ドリームスタックを設立。代表取締役社長に就任。
その後、株式会社ネクスト・ブランディング社を経て、株式会社クリーク・アンド・リバー社のグループ企業、インストラクション・デザイン株式会社を設立。取締役副社長に就任。
退社後、フリーランスのシステムエンジニア、コンサルタントとして活動する傍ら、産学連携にも力を入れ産学連携コーディネーターとなり、同時に政策系研究所客員研究員として学生の指導にあたる。
人生を大転換する1頭の犬との出会いにより保護活動を開始。独学で動物行動学、心理学を習得し、その後、犬の問題行動専門のトレーナースクールを修了。
ドッグスクール、ドッグホテルを運営するドギーウェルを設立し代表に就任。また、保護活動ではドギーウェル・ハートを運営。問題犬の保護を中心に、保護活動を行う。
ドッグトレーナー、犬の問題行動コンサルタント、保護活動家。
里親になるために
保護犬の里親になりたいと思ったとき、どのような生活を夢に描いているでしょうか?楽しくお散歩・仲良くドッグカフェ巡り・一緒に旅行して思い出を作るなど、犬を迎えるにあたって、自分のライフスタイルに合う犬を迎えるということが「うまくいくコツ」とも言えます。
保護犬の中には、成犬になっている犬もたくさんいます。また、成長して体のサイズも落ち着いていると、大きさに制限のある共同住宅にお住まいの場合は住宅事情にあったサイズの犬を選ぶこともできます。犬を家族に迎える際にすでに好きなもの・苦手なものが分かっている場合もあるでしょうし、一緒に生活していくことで気が付くこともあるでしょう。大きな声で叱りつけたり、諦めたりせず、科学的な理論に基づいて褒めて良い子にする努力も必要です。
ご注意ください
- 65歳以上の方には、条件によりお断りする場合がございます。
- 単身でお住まいの方は、原則お断りしています。
- ペット不可の物件にお住まいの方はお断りいたします。
- 当方が定める飼育方針を理解いただき、ご納得いただくことを条件としております。飼育方針につきましては個別にご案内いたしますので、お問い合わせください。
よくある質問
Q1. 先住犬がいるのですが、保護犬を迎えることはできますか?
もちろん可能です。ただし犬の性格を最優先に考慮しますのでご希望に添えない場合もございます。
Q2. 子犬を迎えたいのですが
保護している犬の中には子犬もいます。しかし私たちはペットショップではありません。相性の良い犬がいたら里親になるということをご検討いただければと思います。
Q3. 犬を迎える時に用意しておくものはありますか?
犬と生活するために環境や設備(犬種によって異なります)が必要です。また譲渡時に医療費などの費用請求がございます。詳細はお問い合わせください。
ドギーウェル・ハートの概要
屋号 | ドギーウェル・ハート |
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代表 | 村井 浩朗 |
所在地 | 〒655-0895 兵庫県神戸市垂水区坂上4-2-32 |
営業時間 | 10:00~19:00 |
定休日 | 不定休 |
関連団体 | ドギーウェル |
動物取扱業の登録情報
団体名 | ドギーウェル |
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第一種動物取扱業の種別 | 訓練 |
登録番号 | 神健保 第0821002号 |
登録年月日 | 令和3年5月13日 |
有効期間の末日 | 令和8年5月12日 |
動物取扱責任者の名前 | 村井 浩朗 |
団体名 | ドギーウェル |
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第一種動物取扱業の種別 | 保管 |
登録番号 | 神健保 第0821001号 |
登録年月日 | 令和3年5月13日 |
有効期間の末日 | 令和8年5月12日 |
動物取扱責任者の名前 | 村井 浩朗 |
ドギーウェル・ハートへのアクセス
JR山陽垂水駅より徒歩約12分。
駐車場:有り(1台分)
ご支援のお願い
私たちの活動は、「犬を保護する」ことではありますが、「保護した犬が人間と共生するためのトレーニングを行う」ことに重点をおいています。
およそ半年程の間、犬に寄り添い、その犬を知り、1頭1頭の性格に寄り添ってトレーニングを行うことで、末永く里親とともに暮らせるようになります。
この活動は、効果的として評価いただいていますが私たちの力だけでは限界もあり、まだまだ多くのご支援が必要です。
この活動にご理解をいただき、より一層推進していくために、資金と物資についてご支援ご協力をお願いします。
尚、お寄せいただいたご支援につきましては、すべて私たちの保護活動のために活用いたします。
ドギーウェル・ハート
代表 村井 浩朗
ご支援いただきたいもの
- 古毛布
- バスタオル・フェイスタオル
- 古新聞
- フード
- おやつ
- ケージ
- 首輪、リード、ハーネス、腰巻リード
- おもちゃ <ご注意いただくこと>
- チャリティーグッズ
フード・おやつは未開封のもの。フードにつきましては、健康管理の為、1,000円/kg以上のものに限らせていただきます。毛布、タオル類は中古でOKですが洗濯したものをお願いしております。一部ペット用品につきましては定期的に開催する「保護犬のためのチャリティー・バザーの商品とさせていただく事がございます。
定期的に開催するチャリティー・バザー向けの商品のご寄付をお願いしております。ペット用品に関わらずご家庭でご不要になった物をお送りください。詳しくはフォームよりお問い合わせください。
【寄付金】
保護犬の飼育管理、施設や移動費など施設の運営には多くの費用が掛かるため、一般のご寄付をお願いしております。詳しくはフォームよりお問い合わせください。
戴いた寄付金の使いみち
- 犬の適正飼育のための動物福祉の普及活動
- 犬の健康管理とケア
- マナーアップ活動
- 不妊去勢措置
- 災害時対策(動物同行避難訓練、発災時の救護活動、資材の備蓄など)
- 適正飼養の普及に資する調査研究
- その他適正飼養の普及に関する各種活動